今年も四国地区よりPOINT&KOの予選大会が始まり、先陣として11名の選手とご父兄・応援団を引き連れ思い入れある愛媛県松山まで、貸し切りバスにて行って参りました。
前回は、乗り合わせで各車で乗り合わせて行きましたが、道中の疲れや安全面も気になる事から、合宿でお世話になった旅行会社に頼んで、遠征ツアーを組んで頂きました。
前日の夕方には無事宿泊施設に着き、そこではちょっとした事情があったものの、それも旅の思い出と仲間で共有して、翌日は体調万全?で、会場となる愛媛県立武道館へ乗り込みました。
今年の会場は、今までの大会実績より本館が借りれての開催で、全日本大会にしても相応しいと思われるような豪華さで、びっくり致しました。
この会場で、対戦出来るだけでも京都から来た甲斐があったように思います。
今回の大会は、デンマークより沢山の中高生を中心としたチームの来日予定を聞いておりましたので、恐らくウチの選手と初戦から当たるのではと言う予想がピッシャリと当たってしまいました。
それでも、元同門のナショナルチームなので、親近感もあり今回チームを引き連れて来たパー会長とはすっかり仲良くなり、来年のサバキチャレンジの大会への来日を誘われてしまいました。
主催であるH田館長とも再会し、業務が忙しい中でも色々とお気遣いして頂きお世話になりました。
大会取り組みは、前回半数が入賞した実績からか、厳しい取り組みも多くあり、中でも中学生・高校生のクラスは
デンマークでの極真チャンピオンを始め、全ての選手が入賞経験がある者が多く激戦レベルの予想がありました。
そんな中、レンの試合より始まり幸先良く初戦を飾り、後に続けと次々と他の選手も1回戦を勝ち抜いて行きました。
いよいよレベルの高い中学生のからの大会となり、対戦相手も厳しい相手が多く、カンジ、タクマも初戦で敗れてしまいました。
中学生重量級での選手が、ウチから3名出ているのですが、全て2回戦以降に当たる予定に組まれており、少し不可解に思うこともありましたが、仕方在りません。
セイヤが前回の全日本での反省を踏まえて、積極的に攻めて先勝、もう一方から、ヨコミチが大会デビューあるにも係わらずデンマーク選手と当たりながらも、何とかクリアして勝利をもぎ取って同門対決となりました。
そうなれば、先輩セイヤとのキャリア差から予想通りセイヤが勝利を手にしました。
2回戦シードのカツキが勝てば、又同門同士になるという所でしたが、終始相手を押しながらも緊張からか力みを感じていたところ、無防備な顔面にポイントを取られて、敗戦してしまいました。
大雑把に攻める所をつかれた事が、敗因となったようですが、終始攻めていられたので次の予選に繋いで貰いたいと思います。
そのセイヤも同じ選手に敗れて、3位決定戦に食い込みながらも下を見る癖がある事から、やばいかなと思った瞬間にハイキックを貰ってしまいました。
キョウカは、1回戦に同じタイプの選手と当たり、らしくない苦戦をしましたが延長を重ねるにつれ最後は勝利をもぎ取り決勝へ繋げました。
サクラの対戦は、相手もサクラ!これは、サクラ決定戦やなと冗談を言いながらも、差があるようにも見えないながらも決定差に欠けて、サクラは敗退してしまいました。
しかし、まだ3位決定戦で出れることから、気持ちを切り替え悔しさからかパワーを炸裂させて執念で3位をもぎ取り、全国行き切符を手にしました。
後半戦は、カッターから試合から始まりましたが、相手はデンマーク選手のリーダー的ホープで、スペイン極真のチャンピオンでありました。
相手は、頭ひとつ背が高く体格はほぼ同じくらいの中肉中背にも係わらず、なぜか体重は同じと申告、ほんまかいな?と思いながらも、やはりパワーがあり押してきました。
応戦して、ボディを何度も決めるも、ポイントとしては獲って貰えません。
顔面にヒットしながらも浅いと却下!上背のない選手が、ボディでも顔面でも獲ってくれないなら何をせいと言うのと思いながらも、差が無く延長戦へ行きました。
流れは、ほぼ互角と行った所でしたが、副審が赤白別れて旗が上がり、延長かと思えば無情にも相手に旗を上げて敗戦してしまいました。
キャリア在る強い相手対戦まして外国選手と当たり、僅差の負けは貴重な経験となると思います。
敗れるも、3位決定戦があり、敗者復活が出来ます。
相手選手も結構実力ある選手で、フタを開けるまでどちらが勝てるかの予想はつきません。
案の定、お互い積極的に攻めるも決定打が無く延長戦へ、ここからは気力在る者が上に上がります。
小差ながら、最後まで攻め抜いたカツタに旗が上がり、ぎりぎりながらも3位入賞することが出来ました。
ユイト、レンも快調に勝ち上がるも、この2人のクラスの参加人数が多くの激戦地区5回以上勝たねば優勝はありません。好調だったユイトが8強でつかまり敗退、レンも3位決定戦を落とし入賞が出来ませんでした。
決勝に残ったのは、キョウカのみ此所はスカッと勝って欲しいと願いながら、決勝戦を待ちました。
決勝に残った選手は、アナウンスされ地区代表のコールをされて対戦コートに並んでいきます。
実に清々しい演出がされております。
そして、決勝戦を迎えてキョウカの番になり、2本ポイントを獲っての堂々の優勝となりました。
今回の大会で、四国選抜では、2連覇となりました。
大会を通して感じた事は、ボディでのポイントが今までの大会より獲る事が厳しく感じました。
単発で綺麗に当たれば獲る事もありましたが、連打で何本か入れてのクリーンヒットでは、ほとんどポイントを獲って貰えません。
ウチの選手もボディ連打1点狙いのパターンが多くあり、当たっていても獲ってくれないという事が多くあったので、そこから顔面へ繋ぐようにする工夫をする課題が出来たと思います。
折角の四国だったので、今回も墓参りや打ち上げもして帰りたかったのですが、帰宅時間を逆算すれば余裕も無かった事から、珍しく直帰で京都へ向かいました。
大会終了後、すぐに帰っても、着いたのは12時近くになっておりました。
大会選手や応援、付き添いの親御様お疲れ様でした。
今回、結果が出なかった者も、経験した分だけ次に繋がると確信しております。
勝負に勝ち負けはあるものの、恥ずかしい試合はほとんど無く、胸を張って次に繋いで欲しいと思います。
大会関係者の皆様、本当にお世話になりありがとうございました。


デンマーク選手団と一緒に写真を撮りました。今後の交流が楽しみになりました。
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