グランドチャンピオン決定戦に参加するタクとキョウカの応援に岩井師範、西山師範代と大阪府立体育館へ行ってきました。
その日は、朝から梅雨明けかと思う位暑かったので、スーツはやめて楽な格好で会場入りしたら、エアコンが効いていたのでほっとしました。
会場に着いたのは、10時30分過ぎで試合も既に始まっているかと思いきや、まだ開会式途中でした。
会場内で、二人の親のY氏を捜し合流、友好団体の顔ぶれも沢山おり、方々から挨拶して頂き、和みながらも昔なら、他流大会に出てもこんな空気は無かったなあと改めて感じました。
今日は、観戦招待で入場しましたが、通常はセコンドや家族にも入場料が必要な大会で、いかせん極真の大会なので相手にされないだろうと、来賓席に行かずに皆と同じ客席より観戦しました。
しばらくは、色んな試合を見ながら、仲間や先生方と雑談しておりましたが、まだまだ本人等の対戦は先のようで昼も過ぎたので仲間等と昼食に出かけました。
古巣関西本部あった頃はよく来た周辺ですが、久しぶりの難波はあの当時と大きく変わり、食事をした後に武道具店や廻りの景色も楽しみながら会場に戻りましたが、まだ60試合程先らしく、そのうちW指導員も掛けつけてくれて、会場で合流し、二人の試合を待ちました。
それから、2時間位達ち、岩井師範と西山師範代は今日の稽古の為に何も見れないまま、京都へ帰り更に1時間位たった4時30分過ぎ位に順番が回った来ました。
いよいよかと思うと、二人とも別コートで同時っぽい形で並びだし、とりあえず二グループに分かれて応援コーナーに並んで待っていたら、キョウカの方がやや早く進行してきたので、そちらへ合流、いよいよ初戦がスタートしました。
こんな大舞台での対戦は、初めてだっただけに緊張していないかと心配もありましたが、さすが強心臓の持ち主
キョウカ選手、落ち着いて2回戦シードを撃破致しました。
その後、タク選手の方へ全員が移動、体格は同じくらいでスタートは、上々でしたが少し硬さが見られぎこちない
動きながら、少しずつ落ち着きを取り戻し、後半は良い感じで巻き返しが出来ましたが決定打が無く前半の印象で判定で負けてしまいました。
それでも、この舞台に立てただけで良い経験だったと思います。
2回戦はすぐ始まるだろうとパンフレットを見れば、まだまだ先でこの大会は、クラス別で一気にやらずに全クラスの1回戦が終わらないと2回戦は回ってきません。次の試合をまたまた1時間30分くらい待ちました。
ディズニーランドでもこれだけの時間は、待ちたくありませんがキョウカ選手の頑張りに最後まで見届けてやりたいという思いもあり、腰が痛いながらも他の選手の対戦を見て時間を過ごしていました。
しばらくしてから、高校生クラスの試合があり一方がパンチでボディ有効をとる形で試合が進み後半終了後に
蹴りを出した時にバランスを崩し、腕をひねったのか脱臼のような症状で倒れ、アナウンスでドクターを呼ぶもののドクターがいません。しばらくしてから関係スタッフらしき人が舞台に上がって症状を見ながらも、自分で起きろと指示してるのか、相手選手に挨拶させて一人で舞台より降ろさせて応急処置を別室でしてもらってた様子でしたが、こんな大舞台での医療のずさんさには唖然としましたが、文句もクレームも無いのはさすが極真と言ったところでしょうか・・・
でも、脳、心臓震盪などの事故ならこんな体制なら確実にやばいのではと、ぞっと致しました。
そうこうしているうちに、3回戦が始まりパンチの猛攻で相手選手がのけぞる場面が何回もあり、しまいには泣き出し、一気に責め立てて難なく決勝までたどりつきました。
それにしても、キョウカと対戦する選手はなぜか泣く子が多いです・・・コワ!
もうここまで来たら、優勝しかないやろうという空気で本人にハッパを掛けて待機、なんと決定戦は、夜8時30分からスタートという事で、更に1時間強の待機を命じられました。
この大会は、小学1年生より決定戦がラストステージで行われます。
最後の舞台は、さすがに演出も凝っており、会場を暗くしてスポットライトで選手を紹介、待っていた甲斐があったかと思うほどで、キョウカのラストの出番がやって来ました。
相手は、5月に一度敗れた選手で、ほぼ同体格のパンチの回転数が早い選手、パンチで付き合わず離してキョウカのペースに持っていくようにアドバイス、彼女も自分で理解していたのか試合前半に前蹴り気味のハイキックが当たり副審2名が旗を上げ、よしっ!と思うもなぜか主審は無効としましたが、相手選手の動揺がはっきりとれリズムが狂い出したところをどんどん追い上げて、頭付け注意が入るも時間切れで判定となり、旗5つキョウカの優勝となりました。
この瞬間は、本当嬉しかったです。初出場で、まずは経験かと思いきや優勝までもぎ取り、4月のPoint&Ko全日本に続いて2冠の栄光を掴みました。
もうどこへ出しても全国レベルで通用するようになり、追う立場だったのがこれからは追われる立場になるかと思いますが、まだまだ強い選手は一杯いますので、体調管理と怪我の注意だけはしっかりしながら、更に上を目指し頑張って欲しいと思います。
閉会式は、更に1時間待ちでしたが、もう優勝してしまったら最後までいない訳にもいきません。
終了して会場を出たのは、10時30分を回っておりました。
今の時代で小学1年生から、この時間まで戦う根性はさすが極真です。
翌日に一般大会がありながらも、文句も言わずに働いていたスタッフさんも凄いです。
中には、選手兼用の方もいたようですが、本当に御苦労様だったと思います。
本格的に試合に出てまだ2年足らずですが、優勝11回、準優勝3回3位3回という成績は立派なものです。
このまま何事も無く進めば、あの偉業を達した小林由佳選手に追いつけ追い越せも夢では無いと思います。
(彼女は、中学生からのデビューでしたから今の成績は貯金みたいなものになりますね!)
これからの活躍に益々期待して、応援していきたいと思いました。


