2011年02月

最近、簡単に死を選ぶ人が多いかと思います。特に我々の世代での自殺、無理心中などのニュースを聞くとなんで?と思いたくなります。

社会背景や環境で思い詰めての死かと思いますが、なんて打たれ弱いのか逆に
死ぬ覚悟があるなら、何でも出来るのではと思います。

死を選ぶ人で、もう何も無いと感じる人もよく考えて欲しいのです。
そこまで生きて何も無いはずなんてないと思います。
人の係わり合いの中で、誰かが死ねば、必ず心痛める誰かがいると思います。
それでも何も無いと思うなら、逆にゼロから作れば良いかと思います。

金が無い!家族、恋人、友達がない!仕事がない!夢、目標が無い!自由が無い
等、色々な理由で死ぬ人がいます。でも同じ理由から頑張る人もいるのです。

空手をしていて良かったと思うことは、稽古を通じて本当に打たれ強くなれた事だと思います。負けても倒されても死にはしないと思えば又頑張れるのです。

どうせ一度は、皆死ぬのだから自分から望まないで天命を全うして欲しいと強く思います。

昨日は、バレンタインデーで心ウキウキの方も多くいたかと思いますが、
受験生にとっては合格発表の時期でもあるので、心象複雑だった事と思います。

我が道場からも今年3人の受験生がおりましたが、みんな仲良く同じ私立高校を公立と併願で受験し、本当は今日届く予定の合格通知が、フェイントで昨日の夕方に全員合格と嬉しい速達が届きました。http://img.mixi.jp/img/emoji/50.gif

道場生の中で、受験生の歳になるとほとんどの者がまだ準備もしてないだろう時期から、早々と休んだり辞めたりする者が多い中、今年の受験生は、こちらがまだ稽古に来て大丈夫なの?という位、試験1週間まで普通に空手の稽古に来ておりました。

今年は、私の息子もその3人に含まれる受験生で、何処まで空手と両立しよるんやろかと何も言わずに見守って・・・いや放置しておりましたが、自分できちんと計画立て結果を出し、空手を続けていても受験に合格出来るという見本を立ててくれた事は、まずはよくやったと褒めてやりたく思います。

今まで、中学生になりクラブや塾で辞めて行く子供達を見て、残念だと思いながらも強く止める事は出来ず、せめて自分の息子達の世代に同じ理由で辞めさせるようでは、今後誰も止める事が出来ないだろうとの思いがあり、次世代に続くようにと、子供達に色んな大会参加やイベント作り等工夫をしてきました。
でも、思いむなしくやはり辞める者は辞めるで、多くいた同世代の子供達の中、3人だけが今年の生き残りとなり、しかも休会する事無く両立した子は初めてだと思いま・・・  
 あ、昨年は地道ながらも頑張ってる双子のI本君もいましたワ!
 彼等も凄かった! 今も続け頑張っており少しづつ成長してます!

この30数年の中で、少年部から長く頑張ってる者は、他に師範代のN山、ファイアーマンとなり復活した元祖キヨ、昨年高校生になりパワーアップしたのタナキヨと数ぞえる程だと思いますが、彼等の頑張りも自然と目標や手本となり続けてこられたのだろうと思います。

これから、どうなっていくのかは神のみぞ知るという想いですが、この中から京空会を引き継ぐ者が出てくれば、年寄りは引退して隠居と心おきなく出来るというものです。

合格した皆は一安心の頃だと思いますが、此処で気を緩ませず空手の精神をそのまま活かして、残った公立受験も頑張って欲しいと思います。

親の立場で言えば、金の掛らない公立に行って欲しいのですが、大学進学を考えると受かった私立の方が良く、でも金は高いし・・・ ドチラモ、ムリョウカニセイ!

好きな方に行かせてやりたいが、親は親で贅沢にも懐具合に悩む今日この頃です。

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本日2月13日、大阪府立体育館で行われ、69名の選手参加と多数の団体から審判講習会を受けました。京空会からは7名が参加しました。まず小学三年、四年初級クラスでミライが登場、初戦からハイキックをブンブン飛ばし技有りを取って勝ち上がり、二回戦も上手くハイキックを蹴りペースを握り準決勝へ、ここで相手の攻撃に下がりながらの応戦となり判定負けとなりました。続いて同クラスリキト、手数は勝もハイキックを当てられ技有りとなり、逆にハイキックを二度当てるも浅く惜しくも敗退、敗者復活戦にまわりました。敗者復活戦では得意の左ミドルを中心に攻め勝ち上がり決勝へここで、体格が一回り以上デカい相手と当たり、回り込みながら攻め判定で勝ちました。次にさくらの登場、初戦から飛ばし優勢に進めるもスタミナロスし後半失速、しかし最後まで切れずに勝ち上がり二回戦はハイキックも決まり技有りで判定勝ち。準決勝へ。次に登場はエイジュ、一回戦からパワーのある攻撃を発揮着実に勝ち上がります。二回戦も実力を発揮し準決勝へ。これでさくらとエイジュが対戦。エイジュの鋭い攻撃に応戦するも下がりながらとなり最後までエイジュが攻め続け判定勝ちで決勝へ。決勝は互角の戦いで延長へ。ここで勝つ気持ちが出た攻撃でエイジュが攻め判定で見事優勝!安定した動きが出来安心して見れました。三位は準決勝で負けたミライとさくらが受賞しました。
そして小学三年中級クラスにレン登場。先週の汚名挽回と気持ちが入った展開となりました。初戦からキレのあるハイキックをヒットさせペースを握ります二回戦も手数を止まらず打たれても気にせず攻めまくりハイキックをクリーンヒット決勝へ。決勝は激しい展開となり互角で延長へ。同じペースが進みましたがマストシステムで判定へ涙の敗退となりました。しかし、復活の兆しが見えていたと思います。次に五年初級クラスにカズマ登場。初戦は手数が少ないながらもハイキックを当てるなどヒットは明らかにこちらが優勢で勝利、決勝では指示通り手数は出るも圧力に中盤下がり、悪印象!終盤左ローが的確に決まり効いていたが攻めきれず判定で敗退、準優勝でした。しかし殻を破れてなかった所、これをキッカケ浮上して欲しいと思います。そして最後にユイト登場。小学二年中級クラスで、初戦、気持ちの入った攻めで終始攻め判定勝ち。初級クラス優勝者と決定戦を行い、ここで気持ちが入れ込み過ぎると頭が下がるクセが出て注意を取られました。課題として頭を下げない事をやって来ましたがここで出るとはhttp://img.mixi.jp/img/emoji/246.gifしかし判定で引き分けになり延長へ。ここからユイトの気持ちの入った攻撃を的確に入れしかも頭も下がらず判定で見事優勝!やった!兄弟で壁を乗り越えようとしているのを見て私も思わずウルウル来てしまいました。http://img.mixi.jp/img/emoji/56.gif結局、二人優勝、二人準優勝、三位二名、敗者復活戦トップとJKJOの試合にて少し光が見えて来ました。しかし課題はまた゛まだ有りますまた、来週の試合で頑張りましょう!

本日の大会は、審判講習を兼ねて大阪府立体育館でありました。
私は、所用があり残念ながら見に行く事は出来ませんでしたが、多くの道場幹部が審判講習の経験が出来、選手も健闘して入賞結果を聞きました。
詳しい模様は、師範より報告次第掲載したいと思います。
寒い連休の中、皆さまお疲れ様でした。
 
  優勝   2年生  中級の部 男子  津田 唯斗  
        3・4年生 初級の部 男子 西山 栄寿
 準優勝   3年生 中級の部  男子 津田 蓮
        5年生 初級の部  男子 井本和真
 3位     3.4年生 初級の部 女子 岩井さくら・ 中澤美来
 
 敗者リーグ戦優勝 3・4年生男子 岩井力斗
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来週に某中学にて、私の人生という題名の講義依頼があり、人生初の講演をしてきます。
演武なら慣れてますが、喋り専門は初めてです。
最もどんな空手か判らないと思うので少しは、サバキなど少し生徒をイジッテ紹介するつもりではいますが・・・

依頼があればやれる事はなんでもしたいと思いながらも1時間も大人数の前で何を喋れば良いやら、まあ、なるようになれとやるしか無いのですが、事前に子供達が何を聞きたいのかなど、質問等のアンケートを頂きました。

色んな事が書かれていましたが、一番多く重複していた質問の中で、どんな怪我をした事があるか?怖くないですか?というのがありました。
やはり、空手と言うイメージは知らない者には破壊的で、怪我が付きものと恐怖を感じるのでしょうね!

長く稽古をしていれば当然怪我もあります。膝は半月板壊れてるし、指は剥離で曲がったり外れて伸びたり、前歯も折れたし、靭帯損傷もしました。
他に手首、肘、腰と故障があったり、流血や打撲は当たり前で怪我のウチには入りませんでしたが、30数年もしているのですから、まあこれ位で済んでるなら軽い方だと思います。
空手をせずとも、普通に生活していても何かありますから、特に多いと思いません。空手は、意識のある中で打撃での攻防をするので、格差がある者が本気で殴り合うような事をしない限り、そんなに大きな事故は無いと思います。

私がした怪我も若い時期のものがほとんどで、その当時はプロテクターもほとんど無く、根性論で水も飲めずの稽古で、食うか食われるかみたいな意地の張り合いの無茶な稽古や実戦の為の野外稽古(喧嘩)奨励でしたから・・・
まあ、当時はどっぷりと空手バカ一代と大山先生の影響を受けてましたから、まだイメージとしてそんな所が残っているのでしょうネ!
そんな経験を反面教師的に学習したり、色々なデータなどからプロテクターの開発や科学的トレーニングの普及等で、しなくて良い怪我や事故はかなり防げれるようになったと思います。

私たちから、言わせると野球等の球技や多人数で行う競技やスピートの負荷等が、予測もつかないスポーツの方がよっぽど怖いし、無意識の状態で受ける衝撃は、受け身が出来ないので、怪我や事故となった時は空手よりリスクが大きいと感じます。最もそちらのスポーツでもあらかじめ起こりそうな怪我に対応出来る科学的トレーニングも同様に発達してきて安全管理も発達してきてると思いますが・・・ 

道場の子供達でも、学校での怪我や体育で骨折したとかの方が多くあり、なんで試合前に気つけへんねん!って怒ったりもしますが、空手より学校生活や遊びの中で大きな怪我をする事が多いかと思います。

空手は、基本1対1の競技でお互い構えての意識した中で打撃訓練をし、通常は基本動作を覚え、ノンコンタクト、ライトコンタクトと徐々に慣れるよう段階を踏んで稽古が進んでいくので、怪我や事故も昔より少なくなってきたと思います。
 
サバキの稽古に対しては、上の先輩が後輩の打撃に対して捌く事で打撃を加えずに制圧させる技術を
磨く事で、出来ないのは相手が悪いのでは無く自分が下手という事で更に約束稽古等でタイミングの稽古をします。
投げ技に関しても、怪我をしないようにコントロールして投げないと本当のうまさに繋がりません。
力任せで投げて満足しているウチは本当のサバキを習得していないのです。
古巣のA先生は、数十年前から安全面に対して細心の注意をして稽古体制を作っておられましたから、その点は
今に引き継がれて稽古をしております。

どんなスポーツでも、上達する為には怪我は付き物と言えば問題もあるかもしれませんが、最小限に抑える事は必要でも、怪我や事故は怖いので、スポーツなんてしない方が良いので何もしない又、しても技術の追求をしない遊びや趣味程度では、向上心も精神力も活力も養えません。

やるなら、打ち込んで形にして欲しいし継続して欲しいと思います。

なんで、怪我してまで危ないことするの?と聞かれても、好きやししゃーないやん!って、あきれられてもやってる者はその言葉に尽きると思います。

それは、本気で打ちこんでる者しか判らなのでしょうが、なるべく多くの人に
理解してもらいたいし、一緒にやる人を育てたいので、まず怪我をする!怖い!って言うイメージを変えて行けるように学校の生徒にもやさーしく話をしていきたいと思っています。

かと言って、舐めて貰っても困りますがね・・・

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