カテゴリ: 親父の独り言

海外ロサンゼルスでのとあるカラテクラブの動画です。
我々も参考に活動していきたいと思います。

先日、地区ブロック戦や全日本大会でウチの選手だった子と対戦したお母さん方より
メールやお話をさせて頂いた事がありました。

最近、○○ちゃんのお話がブログ等に出てないけど、元気にされてますか?
実は、ウチの子が以前に対戦させてもらい全然歯が立たなく負けて、その子を目標にしているんです。という言葉を頂きました。

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試合に出れば、必ず勝者と敗者が出てしまいます。
悔しい思いをすれば、その選手をライバル視し次は必ず勝つぞとの思いで稽古を積む事は、目標になり成長のきっかけとなる事が多くあります。

勝った選手は、これでこの大会は卒業、次はもっと大きな大会をと思う気持ちも判らないでは無いですが、その大会でタイトルを獲ったという縁が出来れば、主催者側の先生達もまた来年も出て、そのクラスの選手達と競い合って欲しいという願いが出来るものだと思います。

強い選手が出て、活躍してくれるという事は自流、他流に係わらず主催者側からも嬉しいものだと思います。
大会を主催するものにとって、そこでの切磋琢磨によるレベルアップを期待するからこそ、沢山のスタッフ達と協力し、準備に労力を掛けて行っていると思います。
大会チャンピンオンを讃えるからこそ、また次も頑張ってもらいたいと思うものです。

この大会に出れば○○選手とまた戦えるそんな思いで1年頑張って来た
選手にとって 蓋を開ければその選手がいないというのは、たとえそこで優勝しても真の勝利と思えない気持ちも出来ると思います。

ウチの息子が地方遠征大会を拘り続け出場しているのは、ある選手と2年前に対戦し、圧倒的な攻撃の強さに衝撃を受けて負けた事が切っ掛けでした。
その大会で、入賞する事は出来て全国大会でもう一度という思いで参加した時、その選手は参加しておらず少々、気抜けした事がありました。
2回目の地方大会では、対戦出来無かったものの全国大会に参加してくれましたが歯が立たずに敗退!
その悔しい思いを受けて、今年3度目の対戦をして結果まだまだ力が足りず勝つ事は出来ませんでしたが、かなり追い詰める事が出来、相手選手も驚異的な成長を喜んでくれました。
その選手が、タイトルを獲ってもその大会に出てくれるからこそ、拘り続け出場したいと言っているのだと思います。
いつの間にか2人に友情が芽生え、その子が大阪で試合があった時に応援に行ってあげたいと連れて行ってやった事がありました。

誰も初めから快進撃をして勝ち続ける事なんて出来ません。
大会デビューして、勝ったり負けたりを繰り返し、その中からどうしてもこの選手に勝てないという大きな壁にぶつかり、それを破って勝利した時はタイトル以上に嬉しい時があると思います。

逆に、自分がその大きな壁として成長したときは、俺を乗り越えて見ろ!との思いで
受けて立ってやれる立場になって欲しいと思います。

そういう意味で、サバキゲームは勝星数を競って記録を作り、何度も対戦する事で
前回に負けた選手と当たる事も沢山有り、負け続けていたけれど、今回初めて勝てたという経験も沢山出来るようになっております。

勝って奢らず負けて腐らず、大会が縁で勝ち負けが出来た所から、お互い続けていればまた違う大会で対戦する事も出てくるかもしれませんが、その大会でそのクラスの優勝の席は1つしかありません。
勝ち続けて優勝した事によって、沢山の敗者が生まれているのです。
その敗者の思いは、1つ次はあの選手に勝ちたい!多分優勝した選手もそんな思いの中で稽古を続けてようやく勝利を手にしたのだと思います。

そこであったドラマを考えれば、優勝した選手は次の大きな大会ばかり見るのでは無くて、そこで勝利して成長出来た恩返しとして、同じ大会で連覇していける事も頭にいれて頑張って欲しいと強く願います。
 
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ペイフォワードという映画を知っていますか?

少しの親切を毎日伝え続ければ、幸せの連鎖が起こり最後は皆が幸せになると いう話です。

私は、多感な少年期に空手と出会い様々な先輩から恩恵を受けました。

ある先輩とは、毎日帰りが同じになり当時発売したところだったポカリスエット をいつもおごってもらい稽古や空手の話をするのが楽しみで道場に通った時期 がありました。

金も地位も何も無い時代に(今も無いですが・・・)ただ稽古を頑張るだけで一人前扱いしてくれ付き合って頂いた先輩がいたからこそ道を外れず、空手を続けて いたところもあります。

そんな先輩は、私等に見返りを要求する訳でも無くただ、頑張れとサポート してくれました。
そんな先輩等にお返し出来る事は教えてくれた事を後輩へ 返すという事じゃないかと空手を続けて来ました。

力不足も有り、中々伝わらない事も沢山ありますが、もし道場で稽古を続け 感謝の気持ちが出来れば、出来ることをあなたの後輩達へ伝えて欲しいと 思います。 それが空手へのペイフォワードだと思います。
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前回の審査会より2ヶ月が経ち、型とコンビネーションが全く出来なくて保留になっていたT君の再審査を少年部の稽古後にしました。

ウチの審査では、保留が付けば月日が経てば自動的に上がれる訳じゃなく、成績が悪かった箇所をその期間内に克服しておいて、時期を見て再チエックをして前回と変わりなければ、昇級は出来なくなります。

1ヶ月程前より、そろそろいつでも再チェック出来るように毎日稽古してなさいと本人に告げていたのですが、どうもいつ来ても変わり有りません。
出来ればSG大会には、帯の色を変えて受けさせてやりたかったのですが、稽古を見てまだまだ無理かなあと引き延ばし、期限ギリギリの2ヶ月に来てしまい
ました。

彼は、昨年より何度か重い病気で、入退院を繰り返し続けていくのも大丈夫かなあと心配しておりましたが、此所の所はなんとか元気に続けていけるように
なってきました。

それでも、同学年にしては体重も軽く、決して下手な訳では無いのですが、
ここと言う時に力が発揮出来ません。
病気のハンディを知っていたので、審査の時も受かるようにしてやりたかった
心情ですが、審査項目でポイントを取れなければ特別扱いは出来ません。
心を鬼にして、2ヶ月後の成長を見守っておりました。

先月に一度稽古前に見てやり、何処が悪いかしっかりアドバイスをしてから、
少しづつ変わってきたように思います。
サバキゲームが終わり、道場での稽古を見てようやく芯が出来てきたというか、
しっかりと攻撃が出来る様子が見れたので、ここ数日の様子を見て土曜日に今から再審査やるから準備しろと告げてウォーミングアップに5分間待ちました。

ところが、その5分間、彼はなかなか動こうとしません。
仲間が何をするのと?興味を持ちだし見に来ます。そうなればあまのじゃくの彼は見られたらいやや!と、いつものクセが出そうになります。
みんな応援に来てくれてるのやし、みんなの前で堂々と自信持って動けないと帯はそのままやぞ!と言ってようやく、稽古調整をするようになりました。

そして、タイムアウト!彼の直す点を初めに教えて、型とコンビネーションの
チエックをしました。
2ヶ月前とは違う凛々しい顔、大きな気合いが出来ていたので無事に合格を
告げました。

そのとたん、彼は長い2ヶ月間の事を思い出したのか、涙を一杯ためて喜んで
くれました。
試合に負けての涙は良く見ていましたが、やはり喜んで泣いてくれる気持ちを
見て、この子には、大事な体験だったのだと改めて思いました。

初級の初めての帯の中ではありますが、彼にとっては一番価値ある帯を締めれたと思います。

これからも、幾多の試練が待ち受けていると思いますが、流した涙の気持ちを忘れずに頑張れ!と告げて帯を締めてやりました。

お母さんも、他の子の引率や大会の手伝いなど率先して協力してくれ、感謝しているものの昇級は、彼次第だったので、一緒に戦ってこられた2ヶ月だったと思います。

入門当初は、友だちみたいにため口を聞いてきてた子でしたが、道場の規律も挨拶も守れるようになり、少しづつ確実に成長してきたと思います。
そんな彼を見て、こちらも教えれた事が沢山あったように思います。
試合に勝つ子ばかりが大事なのでは無く、一生懸命に頑張る事が一番大切だと思います。
負けても負けても前向きに頑張る気持ちがあれば、必ず成長があります。
私は、そんな子をいつも応援していきたいと思っています。
下手でも、弱くても、強くなりたい!上手くなりたい!そんな気持ちを持って手を抜かずに稽古して貰えれば、いつかそれは、必ず自分自身にとっての成果に繋がっていくと思います。

そうは言っても、まだまだ序の口これからが本当のスタートです。
子供の事ですから、あまり期待せずともこれからの彼の成長を見守ってやりたいと思います。
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SG大会を開催するようになり、様々な先生方と出会う機会が多くなったのと
同時に、昔の古き良き時代の先輩や仲間達も応援に駆けつけてくれたり応援してくれるようになりました。
私の空手人生において、自分の稽古以上に指導する難しさや大切さを教えて
くれた時代が芦原滋賀時代にあったように思います。
京都から滋賀に移り、素晴らしい仲間や先輩達に支えて頂いたお陰で今の自分があると思います。
そんな仲間達が、このSG大会を開く切っ掛けより、毎回駆けつけてくれるようになり私達を影から支えてくれるようになりました。
20年以上ずっと会えない時代がありましたが、こうして今、会えば昔のブランクもわだかまりもいつの間にか消えて、あの時代のままの関係でいられるのがとても幸せに感じます。
一緒に頑張れた時代があればこそ、理屈抜きであの時と同じ気持ちに戻れるものだと思います。
これからも、SG大会の発展によっての更なる武縁、復武縁も期待している毎日でいます。
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芦原滋賀全盛時代の仲間達との再会です!
4人揃って撮った写真なんて何十年振りとなるのでしょうか?
お互い歳を取りましたが、ハートは変わりないのがとても嬉しいです。 
SG大会を切っ掛けにY師範を含めてあの当時出会えた仲間達との
復武縁を期待している毎日です。
 
 
 
 
 
 
 

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