16日Point&Ko全日本大会へ出場する日がとうとうやってきました。

関東進出初の遠路東京にて、前日同じ宿へ泊まる者達が上野で集まり、東京に皆が無事到着した確認からの安堵感もあり、テンションも上がりつつある中、明日の大会へ備えさせる為に夕食を摂った後は、しっかり眠れ!と命令をしつつも、私等幹部は選手等を見届けた後に最終新幹線で来る者を待つ事もあり、宿泊近くの酒場を探しに行きながら、泊まる安宿周辺はディープな店しか無く、夜な夜なまともな店を見つけるのに苦心しながらさまよい歩き、1件の焼き鳥屋を見つけて一安心、遅くまで空手談義に盛り上がりました。

四国予戦での遠征の時は、色んな珍道中事件がありましたから、今回は早めに切り上げようと12時に帰る予定でいたのですが、予定より1時間遅くの就寝となりました。
  
翌日、余裕をもって1時間前の大会会場への出発でしたが、ナビも首都高速へ乗ってると勘違いをしてるのか、高速線に沿った道筋で案内するもので、間に合うのかと冷や冷やしながら、ぎりぎりの時間でなんとか到着出来ました。

駐車場に着くや、宮城や青森のナンバーも見つけ、全国大会という実感と震災の時でも頑張る選手にも応援したくなり、もうこの時点で感動しておりました。

車から降りて、会場の方を見ると立派な建物の近くで、関西団体のお馴染みの方が既に到着して集まっているのが見えて安心感も出てきながら、会場入り口に迎いました。
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会場受付に着くや、関西各先生方や仲間達が沢山いて、入り口よりドアも無くすぐに対戦コートが見え、客席より全コートが見渡せるようになっているので、とりあえず関西団体同士が一緒に見れるように場所を決めて席へ着きました。

別で来ている選手達も一同みんな集まり、受付も着替えも済ませていよいよ始まる大会に緊張をしているようでした。

開会式がいよいよ始まり、各地区ブロックより右手を挙げての入場行進!
みんな勇ましく、並んで格好良かったと思います。
これを経験させてやるだけでも価値はある大会だと思います。

そして、開会式途中に大きな余震のハプニングがあり、観客中からどよめき出し、電話に初めて地震の通知が来たと驚いていたのは、ほとんど慣れていない関西人だったのでは?と地震の余波が未だにある事を実感し、大震災の恐ろしさを改めて痛感しながらも無事幕開けとなりました。

プログラム対戦表を見ると、厳しい対戦取り組みが多く中でも、小学3年生男子のブロックでは、違う地区選抜で勝ち上がってきたレン、リュウセイ、エイジュが2回戦以降進めば、すぐにぶつかる取り組みに恨みながらも、選手は与えれた対戦をするしか無く、誰が弱い強いでは無く、ただもうどちらも応援して見守るしかありませんでした。

勢いあるエイジュは、1回戦突破をしてシードのレンと当たり、どちらも手の内を知っている者通しどちらが判定勝ちしてもおかしくない互角の試合で、レンに勝利が向き、もう一方からリュウセイが、勝ち進んでそのレンと2回戦の対戦となりました。

これも、ほぼお互いが互角の対戦で、勝ち負けが決まる勝負の厳しさの中、審判はレンに旗が上がりました。

エイジュもリュウセイもこの大舞台よく健闘し、堂々と胸を張って次に繋いで欲しいと思います。

この後、レンの3回戦ですが、ここに落とし穴がありました。

同門同士の対戦では、自分を積極的に出していたレンですが、次の未知の相手選手に
後手後手で見てしまういつもの悪い癖が出てしまい、あえなくここで敗退。

普通ならここでよく頑張ったと言うのですが、3位決定戦も残っていたので、総評を聞きに来た時にエイジュとリュウセイの悔しさを背負い、何が何でも次は勝たなあかん!とあえて厳しくアドバイスをして、3位決定戦を待ちました。

そして、決定戦は来賓席から直接顔が見れる位置で応援、彼と目が合い必ず行けとサインを出しうなずくレン!気持ちが良く出ていました。
そこからは、本来持っている力を存分に出し、3位入賞を見事勝ち取ってくれました。

中学生重量の部では、カツキ、セイヤ、カツターの3人がこれまた1回戦後に当たる予定でしたが、カツキ、セイヤは1回戦で撃沈し、残るカツターが、1回戦で前蹴りポイントで勝利、2回戦は前回関西選抜で敗れた選手でしたが、見事同じく前蹴りで先制ポイントを取り
リベンジを果たしました。

3回戦対戦は、本当なら彼の宿敵四国チャンピオンに当たる予定でしたが、今回出場しておらず棄権となり、北海道の選手が上がってきました。

結構ポイントになる攻撃をしたように見えましたが、審判獲らずで延長が続き、最後はガス欠気味で失速気味になったのが、印象悪く見えたのか判定で負けてしまいました。

3位決定戦でも、疲れが戻らず、本来の動きが出来ずに繋ぎの無い大技ばかりで後ろへ押され気味となり、ベスト4で終了しました。

中学生重量級女子の部では、ツブラが順当に勝ち進み、決勝では、仲良くしてくれているT道場のベテランソラ選手と当たり、まだまだ力不足ながらも憧れの選手と晴れの舞台の決勝で対戦出来たことは、彼女にとって良い経験になった事だろうと思います。

そして、我が道場期待のホープの4年生女子のキョウカも順当に勝ち進み決勝へ進出!最後の決勝は、同じようなタイプで体格もほぼ同格、どちらも1発決め技を持っているように攻撃がするどく一進一退の攻防で、延長、再延長と続きました。
彼女は自分と戦っている気持ちだった事だろうと思いますが、気持ち一つ勝っているように見えましたが、判定で副審1本づつお互いの選手に上がり、さあ主審は?そこで、キョウカに旗が上がり、僅差の判定ながらも優勝することが出来ました。

最近では、彼女が頭一つ成長度があり、優勝、入賞も多く獲るようになり、道場の中では嫉妬と思える声もちらほらと聞きますが、彼女が特別だった訳ではありません。SG大会初参加の時は、会場に入るのが怖くて泣きじゃくった事もある彼女です。勝った分だけ負けも悔しさも味わって強くなって来てるのです。
みんな同じ稽古の中から、彼女が先に力をつけてきただけなので、他の選手も早い遅いはあっても同じように頑張り続ければ同じようになれるのです。
そこを忘れずに、自分が負けたときでも仲間を応援してやれる気持ちを忘れないで欲しいと思います。

その他の選手もよく頑張りました。ここまで予選を勝ち抜き来れただけでもすごい事だと思います。
届きそうで届かないのが全日本大会です。
みんな各ブロック勝ち抜いてここまで来てるのです。簡単に勝てなくて当たり前だと思うし、簡単に勝てないからこそ、価値があるのです。
最後の決勝戦の対戦を見た時に、僅差の判定で明暗を分けた選手も多くありましたが、それ程度では、最後まで残れないと思いました。
決勝の選手を見てまだまだ足りないと思うものを補い、得意技を増やし、更に成長を確認出来るためにも来年もこの舞台へ立てれる事を目指し、今年の予選も頑張って行きましょう!
まずは、この気持ちを5月の大会、サバキゲームへ向けて始動開始です。

選手の者は、応援に駆けつけてくれた仲間や、連れて来てくれた、親御さん達の感謝を忘れないようにお願いします。
また、関西団体として引っ張ってくれてる交流団体があったからこそ、こうしてこの舞台に立てた事も忘れてはなりません。

仲間みんながいるからこそ、強くなり成長が出来るのです。
共に頑張って行きましょう!

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関西チーム団での集合写真
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